新卒でいわゆる大企業に入社した。
5年勤めてわかったことは、入社当初の会社に批判的な気持ちは間違っていなかったのと、 間違っていなかったけど視野は狭かったな。ということ。
辞めようと思って転職活動したときや、部署異動を願い出たときもあった。 副業に手を出したり、会社の行事や仕事を頑張ったり、業務後や週末に遊び回ったりもした。
大企業クソって思ったこともあったし、最高って思うこともあった。
そんな5年間をかんたんにまとめました。
筆者について
情報、機械半々な院卒。
ものつくりがしたくていまの企業を選んだ。
テック系の記事を見るのは好き。家だとついyoutubeみたり寝たりしちゃう。
入社した会社
いわゆる大企業。めちゃくちゃ有名じゃないけど、知ってる人は知っているホワイト企業。
製造の情報系の部署に配属。以後5年間同じ部署にいる。
残業規制は今のご時世厳しく、忙しいという人でも45時間残業を超える人はあまりいない。
入社1年目
はじめのうちは右も左もわからなく、電話対応もできない雑魚社員だった。 なので自分にできる仕事はなるべくやった、雑務なものが多かったが仕事や社内の仕組みを覚えるという言う意味で納得してやっていた。
あと、日本語文章レベルも低かったなと自覚した。そんなに文章苦手な自覚はなかったけど、誤解を与えないこと、正しく表現することが業務レベルではないと知った。
展示会とかでも意味の伝わらない文章多いなって思う。
同期も多く、遊びに行ったり飲んだり人間関係は良かった。
大企業は同期が多いのは本当にいいことだと思う。
入社2年目
めちゃくちゃ辞めたい時期だった。
あれ?この会社では物作りできないんじゃね?と思い始めた。
手を動かしたいタイプなのだけど、実際の仕事は業務管理、降ってくる要件を整理、横睨み、発注、検収。
自分たちで作るという感じは全然ないな、コードも全然書いてないし。
このとき感じた、自己成長もない危機感と今後ずっとそうなんだなという気持ちは5年たったあとも全く間違いではなかった。
うーん、中身もわからず作れず発注して管理する、正直先輩たちみたいになりたくないな。よし、転職しよう。
ということで転職サービスに登録。2,3社受けたりしました。
入社3年目
相変わらず辞めたい。
休みは多いし、勤務時間も長くない。人間関係も悪くない。
ただ、やりがいの1点が最低 of 最低だったのがきつかった。
本当に業務が苦痛で、定時に帰ろうが、めちゃくちゃしんどい。
やりたいことあるなら家でやれよ、会社に求めんなよと内なる自分がささやきかける。
だけど、会社にいる時間がしんどすぎると、家に帰ったときには体力0。もう何もやる気が起きない。
家でサボっている感を勝手に感じて、もやもやしたまままた会社に行く。
本当に絶望って心境だった。
入社4年目
ちょっと業務内容が変わった。
前より、社外の人との打ち合わせが増えたり、知らないことに増える機会が増えた。
相変わらず手は動かさないけど知識は増えた。
逆にいままでやっていた社内フローを知らないことで困ったことも増えた。
そういうときは長く会社にいて、バリバリ仕事ができる人が詳しくて頼りになった。
(バリバリデキる人のイメージ)
あのクソほど嫌だった作業だったけど、それができたことにはそれなり頭のいい人たちがそれなりの理由とそれなりの全体最適の結果で、会社がうまく回るなかなか良くできた仕組みだと思えてきた。
入社5年目 ←いまここ
そんなこんなで5年目に入ってしまった。
相変わらず業務のなんだかなぁ感はあるけど、安定した生活にはある程度満足しているし、人間関係も悪くないし。
業務はそんなに変わってないので、前ほどクソが辞めてやるっていうエネルギーがなくなってきたのかな。
まとめ
- 自己成長がない危機感は今でもそのとおりだった
- ただし仕事を始めてから大事なスキルを知った
- 文章力
- 一見無意味にかたまりだけど、わりとちゃんと考えられている社内フローの理解
- いままではプログラミングなどの一般技術以外はそんなに大事じゃないと思っていた
大企業に5年位勤めてる人に、何をモチベに今の会社にいるのかをぜひ聞きたいなぁ。